なぜオールオン4が推奨されるのか?

健康な歯のイラスト

歯を全て失ってしまったときの代表的な対処方法としては総入れ歯でしょう。
確かに簡単にできる対処法なのですが自分の歯があった時とは雲泥の差でしょう。
近年、義歯も様々な素材や方法が開発され、従来のものに比べると使い勝手のよいものが出現しています。
それでも発音や噛む力、噛み心地に関して言えば難点が多いことは避けられません。

今、注目を集めている総入れ歯に対するインプラント治療にオールオン4があります。
オールオン4は片顎の義歯を4本のインプラントで支えるという画期的な治療法です。
コンピュータの専用ソフトを使用して埋め込み位置や角度などを綿密に計算したデータをもとにノーベルガイドという手術用の模型のようなものを作製します。
それを歯茎に被せて正確な位置と角度でインプラントの埋め込みをおこないます。

従来のインプラント埋め込みのように歯茎を切開することなく小さな穴をあけるので縫合や抜糸の必要もありません。
切開しないので術後の腫れや痛みも少ない手術であり、患者さんへの身体的な負担も少ない方法です。
術後、その日のうちに仮歯を装着し食事も可能になるオススメの方法でもあります。
埋め込んだインプラントと歯槽骨が融合する半年程度の時を待ってからきちんとした人工歯を装着することになります。

オールオン4は見た目も噛み心地も自然で、自分の歯と大差なく使用できるとが大きなメリットです。
義歯の使い心地が悪くて不満を持っている人には特にオススメの方法です。
ただ埋め込み後はその手入れは重要となってきます。
指導を受けた方法できちんと手入れをして、定期的に受診してメインテナンスを受けることが大切になります。
十分な手入れが行えていない場合、インプラント周囲炎を引き起こし、最悪の場合はせっかく埋め込んだインプラントが抜け落ちてしまうことにもなりかねません。

総義歯は多くの場合高齢者が使用しているでしょうが、オールオン4は自分できちんと手入れをする必要があります。
従来は片顎の義歯を支えるために10から14本のインプラントを埋め込んでおり、手術も大掛かりになることが多く、身体的にも経済的にも負担が大きいものでした。
歯が抜け落ちて時間が経過するとその部分に刺激が加わらないことでどんどん骨が吸収されてしまいます。
総義歯の場合、奥歯の骨量が不足していることが多く、インプラント埋め込みに骨量が不足して骨移植の必要も生じていました。
オールオン4は骨量の比較的多い前歯の部分にインプラントの埋め込みを行うことで骨移植の必要もないのです。